そのオーラは自分が見えないくらいに濃くて。 「君は汚いんだよ、こんなに。君は悪人だよ。」 目を逸らそうとしてもできない。 あたしは捕らわれたようにその目にうつるあたしを見ていた。 「あたしは……!」 あたしは……… ……悪か? みんなを自分のせいで傷つけ 皆を守るためとか言って 本当は、 自分を守りたかっただけの 偽善者。