あたしもみんなと一緒にふたを開けた。 「では、審査開始。皆さん投票をお願いします。」 お客さんが投票している間は目隠しをして投票箱の前に座っている。 座っること五分そのとき、誰かにふわっと頭を撫でられた。 「頑張ったな美姫」 その声ですぐに誰かわかった。 あたしはその人に、リオに笑顔を返した。