「…夢?」



「そう、夢。…この夢だけは絶対に実現させる。誰にも邪魔させないよ」



フフフフと彼の笑い声が部屋に響く。



全身に鳥肌が立った。




「……だから、彼らが邪魔なんだ」




「え?」




「いや…。それよりも、さっき渡した紙にちゃんと従ってね。でないと、君のお友達が大変なことになっちゃうから。」




"僕はそれでもいいんだけどね"と言った後、彼はあたしに部屋へ帰るよう促した。