優衣は、いつもの事だからもう笑わない。
最初の方は何かと笑ってくれてたけど…


伊登先輩と登椰先輩はまだ笑う。
何したよ、自己紹介忘れただけじゃん…


「あの、いいですか?」


私の声を聞き
二人は「ごめんね」と謝りだした…
別にいいけど。


「日向 千亜姫…
(ひなた ちあき)

生徒会役員です。」


その言葉に反応したのは、やはり伊登先輩だった。


「え、生徒会?!」


「はい…」


「HR委員じゃなくて?」


「それは妹です」


「妹って…?」


同じ学校にしかも学年一緒なら考えない?