海の家はあたしが思っていた以上に暑かった


けど、人はいっぱいすぎて熱がこもってる状態になっている




あたしは目当てのかき氷を買うためにカウンターに並ぶ



「いらっしゃいませ!!」



海の家の店員の女の子は安田くんを見て顔を赤くした



「あ、あの…ご注文は?」



明らかに安田くんに聞いてるよ…


さすが王子だね…



「ああー、かき氷2つ」




安田くんは、あたしの代わりに頼んでくれた



「はい、200円です!」



あたしは財布から200円を出そうとしたら…





あれ…?


財布がない!?