「とりあえず、ベッドに寝かせよう」




「‥すみません、私の力では持ち上げれなくて‥」




「‥なるほど、なんか安心した」





軽すぎる女の人は怖いからね




けど、こんなにも近くに彼女を感じたのは久しぶりだ



ずっと、触れたかった



けれど、こんな形では申し訳ないのだけれど




「誤解は、自分で解いてくださいね」




「‥わかってるよ」




美麗をそっと、ベッドにおろす




頬が赤くて、つらそうだ






やっと近くに来れることが出来たんだ




もう少しなんだ




俺が、学生のときは弟と付き合っていたし‥



その頃から、美麗のことを知っていった




そうする内に、美麗を好きになっていった




気持ちに気付きたくない



そう思っていた