「、、、そう言うとおもったよ。」
和馬はやれやれと言いたげな顔をしながらそういった。
『そうなの?』
「そうだよ。
まったく、何年幼馴染みやってると思うのさ?
見た目がたとえ男になっても中身はかわらないならないんだから」
和馬はそう言うと、
やれやれ、と今度は口に出して言った。
どうやら和馬には私のことがお見通しらしい。
というか、中身はかわらない、、、ってそれ、
『ほめてる?けなしてる?』
「褒めてる褒めてる、、、って睨むなよ。」
『、、、にらんでない』
明らかに褒めてない感じについ、
ちょっと目を細めちゃっただけだ。
睨んでは、、、ない。
そんな私を見て和馬はクスリと笑うと
ともかく、と続けた。
「、、、三年間寮部屋もかわらないし、俺も出来る限りのフォローはする。
だから、、、無理だけはするなよ?」
おちゃらけていない、
まっすぐな和馬の視線とかち合う。
あぁ、
本当に、
『和馬がいてくれてよかった』
もしも、この学園に一人だったら。
そう考えると心細くて、とても一人でなんかやっていけるわけがなかったと思う。
だから、
『ありがとう』
そういうと、なぜか、とたんに和馬の顔が赤くなった。
、、、それはもうブワッと。
「っ!な、なにそれ!」
あれ?予定ではきに気にすんなよ!みたいなことを言ってくると思ってたんだけど、、、
『なにって、本当の事なんだけど、、、
あ、もしかして、照れて「ない!!」えー。』
赤い頬といい、慌てた態度といい、どうみても照れている。
ほんとの事を言えとじーっと見つめていると、
「も、もう、俺、お風呂はいるから!!」
耐えきれなくなったのか和馬は脱衣所に走っていった