「んん?やっとでばんかなぁ?
まったくいつまで二人でイチャイチャしてるのかとおもったよぉ。」


ケータイを弄る手を止めてこちらを見た
のは可愛い系のイケメンさんだ。


「な、なにいってんだよかなめっ。
確かに放置だったのは悪かったけど、イチャイチャだなんて...!」


『そうですよ。そもそも男同士ですし、
僕が女でも和馬だけは嫌です』


「...フラれたな和馬」


じゃらあう二人にもうひとりの柄の悪そうなイケメンさんが半笑いでいった


「翡翠うるさい!」


プリプリと和馬が怒った。
女子かお前は。


「ざまぁみろぉ和馬。
僕らを放置したからだよぉ?
あと、僕らの紹介だけじゃなくて
彼のことも紹介してほしいなぁ
僕達まだ彼の名前すら知らないよ。」


「そうだね。えーっと、こいつは
俺の幼なじみの春宮 サク。
んで、高校からここの学校らしいよ」


あ、これは自己紹介しなきゃならないかんじ?