『あ、ありがと。和馬』
「...バカ。なに男に抱きしめられてんだよ
そう言う趣味でもあるわけ?」
案の定和馬が私の腕を握っていた
というか、そういう趣味...?
あ、今、男か。
とりあえず男としてその誤解を解こうと思って口を開こうとすると
「それはないだろ。というかバカなのは和馬お前。
後さき考えずつっこむそのくせどうにかしろ。」
赤い髪の不良系イケメンさんが私より先に私の気持ちを言ってくれた。
「しょうがないよぉ。和馬だもん
あ、二階堂先生、三人ともちょぉっと
月城先生にぱしられてただけだから遅刻にしないでねぇ」
そう言って暗に和馬をバカといいつつ
ちゃっかり遅刻を無かったことにしている、可愛い系のイケメンさんがさっきの赤い髪のイケメンさんを連れて私の席のもとへ来た