そういえば夏美が静かだな、と思って夏美を見ると
夏美はなぜか綺麗な顔を真っ赤にさせていた。


『だ、大丈夫?』


と、問いかけると、夏美は真っ赤な顔をさらに赤くさせながら


「イケメンっっっっっ・・・!!」


と叫んで倒れていた。
そしてそのまま他の女の子にかつがれて
保険室へと運ばれていった。


というか、女だとわかっているはずなのに
あんなに赤面される理由が見当たらないんだけど...

なんて夏美の不可解な行動に頭を使っていると


『?』


突然少し甘めのふんわりとしたいい香りがすぐ近くでした

不思議に思って振り返ろうとすると、



「一瞬で女の子たちの視線を独り占めするなんて



いけないこだな...サク君?」


と耳元で艶のある低い声がした。
悲鳴とかをもろもろ通り越して

ブワッと鳥肌がたった