「でも、みんなに言ったりはしないから
安心して?
あ、といってもまだあったばっかりの人こと信用できないか・・・。」


そう言うと夏美はシュンとしてしまった。

こんなかわいい子にシュンとさせてしまうのは、


『(仮にも、うん、仮にも男としてどうなの自分)

・・・いや、信じるよ夏美のこと。
まぁたしかに知ってたことには驚いたけど
夏美がそんなことしないこと、わかるよ。
だから僕は逆にこのことを知ったのが
君でよかったと思う。』


口に出してみると彼女なら大丈夫な気が本当にしてきて
ふっと顔の力が抜けて笑顔になった

すると


「「「キャーーーーーー!!」」」



女子の歓声が巻き起こった。
結構びっくりしてまわりをみわたすと
なぜか皆こっちを見ていた。
おわっ、私、ニンキモノダー!


...じゃなくて、私が女ってとこ聞こえてないかな?
まぁ、静まり返ってたのは(何故か)私が喋ってたとこだけだし、大丈夫だろう...だといいな。