「俺の名前は二階堂蓮夜。
好きなものは、女の子の笑顔。
一年間君たちの担任だから、よろしくね?」
キラキラと効果音の付きそうな感じの笑顔をイケメンが浮かべると、
「「「「///キャーーーッ」」」」
『わぁお...』
こうなる。
にしても、鳥肌たった。
自分がイケメンってわかってる奴は
本当にたちが悪い(イケメンだけども)睨らんどこう。
「? ニコ (パチン☆」
「「「キャーーーーーー!!!」」」
キャッウインク返されちゃった!(キャピ☆
や、ならないって。
キャピる元気もないよ。
というか、先生の自己紹介って
こんなにもり上がるものだったっけ?
一体どうしてこうなったのか
状況を軽く説明することにする。
私達はチャイムに焦って、走り出したお陰で
なんとか、先生がくるまえに教室に入ることには成功した。
が、しかし
その直後綺麗なお姉さんが、和馬の手をつかんで、
「さがしたのよー?かずくん。さっ行くわよ!
二人とも待たせてるんだから!」
といって和馬をつれていってしまった。
和馬の顔死んでた。
それでしかたないから一人で、
クラスメイトの視線を感じながら席ついた私だったんだけど、
ちょうど、ついて数秒後に
ーーーー来た
この騒ぎの元凶のAクラス担任
二階堂 蓮夜が。
はじめは普通に起立、礼で始まったけれど、
(何人かの女の子が騒ぐ以外)
先生の自己紹介に入ってからすごく女の子達が騒がしくなっている。
という状況だ。