「愛奈…」


弘樹は嬉しそうに笑って、私に深いキスをした。


「弘樹…」


私は受け入れる様に弘樹を抱き締め返した。


「…ずっと、居ろよ」


弘樹は言う。


「…え?」


私は驚く。


「居なくなんなよ…俺のそばから…」


弘樹の声は泣きそうだった。


…ここに、ずっと居て良いの?


私は嬉しかった。