何とかするって言ったって
私が通っている高校はそこらの
学校より学費が高い
その上私には妹と弟もいる
とてもどうにかできるとは思えない
その日は結局眠れず
次の日悲惨な顔で学校に
行く羽目になった
「莉子!?その顔どうしたの!?」
私の土気色の顔を見て
親友の美鈴が駆け寄ってきた
美鈴の顔を見た途端涙が
ドバーっと出てきた
そこから涙ながらに
昨日あったことを美鈴に話した
「そんなことがあったの…
莉子!家ならいつでも大歓迎だからね!」
「美鈴~ありがど~ぉ~!」
「あぁ~鼻水ふいて」
美鈴の優しい言葉を聞いて
余計に涙が止まらなくなった