『え…泣いてる ?』


「グスン………ハァッ……ヒクッ」



『沢田さん、1回落ち着こう?』

私、八木くんを困らせちゃったね…ごめんね…。



『沢田さん…今どこ?家?』


「ぅ ん…」




『俺、沢田さんの家有名だし、知ってるけど…家のまわりメッチャ使用人いるじゃん?だからさ…
もしよかったら、今から会えない?』



「ぅ ん…」



『ありがとう。じゃ、学校の近くの公園で待ってる』









電話は切れてしまった。