「ゆず〜。遊びに来たよ!おじゃましまーす。」


「えっ!?ちょっと…のぞみ!まったまった!」



って………遅かったか…。




「えーーー!?」



「あはは…まってって言ったのに…」



のぞみはあたしとあたしの部屋の床を見てびっくりしたんだと思う。



「え!ゆずどうしちゃったの!?かかかか髪の毛がー!」


あたしの近くにきて髪を凝視している。


「なんとなく…短くしたかったの。似合わない?」

「いやいや。むしろ長いときより似合ってるわ。でもあんたもおもいきったことやったね。あたしには真似できないよ。」

「ありがと。でもさ、人の家勝手にあがって来るのやめようね。」

「勝手じゃないし!ちゃんとおじゃましますって言いました〜」

「まあいいけど。片付けるの手伝って下さいよ。」

「了解〜。それにしても結構切ったね。もしかして学校で地味に過ごすの止めたとか!?」

「それは、ないない。明日もあの眼鏡かけて登校するよ。」

「でも…あんな髪長かったゆずが…いくらみんなに地味なやつって思われてても注目されちゃうよ?」

あー、確かに。

「大丈夫!この眼鏡かけてれば!」

今の時代こんな眼鏡かけてるやつはまずいない。