それは12月半ばのことだった。
いつものようにタロを散歩させていると、いつもは吠えないのにその日はすごい勢いで吠えていた。
何事かと思いタロが吠えている方向に目を凝らしてみると、波打ち際に何か黒っぽい物体が打ち上がっていた。
トドだ!
タロと共にその物体に駆け寄った。
改めて見てみるとーーー、
やっぱりトドだ!
が、よ~く見てみるとトドに見えたのは灰色のコートだった。
トドではなく人間だった。
灰色のコートは水を吸っていて、髪は濡れて顔にかかり表情は見えなかった。
生きてるのか?死んでるのか?
助けなきゃ!
これがトドちゃんこと紗美さんとの出会いだったー。
いつものようにタロを散歩させていると、いつもは吠えないのにその日はすごい勢いで吠えていた。
何事かと思いタロが吠えている方向に目を凝らしてみると、波打ち際に何か黒っぽい物体が打ち上がっていた。
トドだ!
タロと共にその物体に駆け寄った。
改めて見てみるとーーー、
やっぱりトドだ!
が、よ~く見てみるとトドに見えたのは灰色のコートだった。
トドではなく人間だった。
灰色のコートは水を吸っていて、髪は濡れて顔にかかり表情は見えなかった。
生きてるのか?死んでるのか?
助けなきゃ!
これがトドちゃんこと紗美さんとの出会いだったー。