にゃーっ





真っ暗な部屋の扉を開けると、一匹の猫が駆け寄る。





「お利口さんにしてたかな?」






ブーツを脱ぎながらそっと抱き上げる。






にゃあにゃーっ






すりすりほお擦りをしてくるソウ。




あたしの唯一の家族。