まったく
先生は…

心配性にも
ほどがあるよ


などと
思っていると
ドアをものすごい
勢いで開いて
先生登場(苦笑)


噂をすれば
ってかんじ?


「何かあったか!?」


「いゃ
ちょっと点滴が…」


と言うと
すぐに腕をみに来て
ナースコールを
押して
点滴を追加した



「ごめんな…」

先生が
いつにもなく神妙な顔で
謝ってきた


「何で?
何で先生が
謝るの?」



「昨日
もっと早く俺が
迎えにいってやれれば
こんなことには
ならなかったのに
辛い思いさせて…」


先生は
悪くないと
言おうと口を開くと
ドアが開き
看護師さんが
点滴を持ってきて
くれていた