先生に
車まで送ってもらい
美穂ちゃんに
見送られ
学校を後にした


先生は
車が揺れないように
ゆっくり走って
くれているが
その微かな
揺れさえ
私の気分をどんどん
悪化させた…



私の顔色の悪さに
気付いたのか先生は


「もう少しだからな」


「気持ち悪いよな」


「ごめんな」


などと私に
話し掛け続けてくれた



20分程たち
ようやく病院についたが
すでに私は
ぐったりしていた



先生にまた
姫抱きされて
診察室へと運ばれた



そこにはすでに
見慣れた看護師たちが
せわしく動き回っていた



私を診察台の上に
寝かせると
先生は慣れた手つきで
看護師達に
あれこれ言っていた