霸瑠が
私のペースに合わせて歩いてくれて
ようやく保健室へとたどり着いた


ガラッ


「美穂ちゃーん」


「どうしたー?
あっ霸瑠ちゃんに柚ちゃん」



「柚が体調悪くて…」


すかさず霸瑠が答えてくれた


「柚ちゃん
相当顔色悪いけど大丈夫?」


美穂ちゃんが
心配そうな顔で覗いている


「ここに来る前に
吐きそうって言ってた」



「じゃあ取りあえず座ろっか」



と言ってソファーを指差した



私は霸瑠につれられ
ソファーに腰を下ろした