「なら俺を頼ってくれ」



「せんせ?」



「なんだ?」



「私うざいよね
言うこと聞かないし
担当変わりたいよね…
ホント私のせいで…」



「そんなことないよ?
好きな人の事を大切にしたい
守りたいと思うのは
当たり前の事だ」


好きな人の事…

好きな人…

好きな…

好きっ?

誰を?


「誰を?」



「こう言う事だよ」

と言った先生の顔が
近づいてきたと思ったら

私の唇に一瞬だけ
暖かい感触が…





今のはキス?

ってことは…?