そこでズット花火を見ていた。
すると…

「ねぇ。あなたには忘れられない人いる?」
笑美の声がした。
僕は声の方に行こうとした…
「来ないで。私は笑美じゃないよ。旬の好きな笑美じゃない。。。
もう旬の好きな笑美はいないんだよ。
旬の大嫌いな笑美はいるけど…もう旬の大好きな笑美はいない。
だから、もう忘れて。私も忘れるから。。。
もう私の好きな旬はいないよ。サヨナラ私の大好きな旬。」

笑美は泣き声でそう行った。
「笑美。俺さ、忘れたい人なんていないよ。
 でも、忘れたくない人ならいる。
それは笑美。サヨナラ。今でも大好きな笑美…
忘れない。忘れたらもったいないよ。
こんな、スゲー恋したのに。
じゃあな。笑顔が美しい人」
僕は泣きそうだったけど、泣かないで笑ってサヨナラした。

足音がする。笑美の…足跡…
本当にサヨナラなんだ。学校で会えるけど心の中じゃサヨナラなんだ。