「あなたが、旬君?」

「はい。あの…どちらさまで?」

「笑美の母です。」

「あっすいません…僕のせいで・・・」

「違うのよ。あの子は、精神的に男の人が苦手でね。

男の人と話すこと自体出来ないの。でもあなたとなら話せた。どうしてか分からないけど。。。」

「そうですか。でもどうして、男の人が?」

「えー。私からは言えない。笑美しか分からない痛みだから。」

「そうですか。笑美ちゃんは??」

「病室に寝てるわ。」

「ありがとうございます。失礼します。」