「笑美と話してねぇの?」

リョウが、ベランダに出てそう言った。

「おう。忘れないとイケナイしな。」

「そっか。」

「ズット側にいるよ。って約束したのになぁ。守れなかった。」

「人って不思議だよな。出逢いがあれば、別れもキットくるのに、ズット側にいる。とか誓えるし、もしも、結婚して結ばれても死ぬ時がくれば別れないといけないし、ズット側にいることは出来ないのに…でもそんな約束出来るんだよな。
すげーよ。」

リョウの言葉は僕の勇気になった。

「ありがとう。リョウのおかげで楽になったよ。」

「それは良かった!また相談あったら言えよ。」

「おう。お前も言えよ!!」

「おう。ありがとう」
本当にダチっていいな。