「よ~やく気付いた?」

女は、ニヤッと笑った。

「え?・・・梅って・・・」

「そうだよ。アンタのことが好きだった梅だよ。私が、あのままで許すと思った?笑かすんじゃいよ。」

梅だった。でも…顔が全然違った。

「顔変わったな。」
僕は、強気で言った。

「整形したのぉ。武がねぇ、笑美を一緒に地獄のそこに突き落とそうって私にプロポーズしてくれたの。金だってドンドン入ってきてさぁ…」

梅は、タバコに火をつけながら言った。

「そんなに笑美を苦しめて何になるんだよ!」

僕は、梅にどなりつけた。

「むかつくんだよ。私はアンタが好きだったんだ。私、あんなんだったけどアンタが初恋の相手だったんだよ。でも前から仲良かった交配の笑美からとられて・・・
私がアンタを好きになったのは、笑美より先だったのに…あんな弱からとられて…
悔しかったんだ。今は勿論、武が好きだよ。でも、過去のこと思いだすとアンタが言った言葉、全部思いだすの…いやなんだよ。でも、思い出しちゃうの…」

梅は、最低な奴。そう思ってたけど…
梅にひどい言葉を言った、僕の方が
最低だった。