「旬!!」

そういって走ってきたのは、笑美だった

「やめて!!」

そういう笑美を無視とて、みんなは暴力を続けた。

「やめてぇ!!!」

笑美が元に戻っていた。
髪の色は変わってないし
ピアスはつけてるけど

でも、素直な笑美の顔にもどってた。


みんなは暴力をやめ、こういった。

「笑美ちゃん…こいつ絵理に告られたんだって。笑美ちゃんと別れた。って言ってたってよ。もう笑美ちゃんの彼氏じゃねんだよ。」

クラスはシーンとした。

「知ってるよ。絵理から聞いた。でも絵理、これからも親友でいてね。って私に言ってくれた。いいよ。別れた。って言っても…でもね、私は別れたなんて思ってない。
だって、今でも旬を好きだから。大好きだから。あんた達に分かる?
私達は約束したの…ずっと傍にいる。って…」

笑美の言葉に涙が出てきた。

笑美もそう思ってくれていたんだ。
僕を愛してくれていたんだ。