「旬!!」

笑美は、こっちに走ってきて僕に抱きついた。

「ごめん、…笑美…気付いてやれなくて・・・」

「いいよ。私こそごめん…言えなくて…私、旬に恋してよかった。」

「まだ…恋してろ・・・」

「してたいよぉ。でも…」

「無理じゃない。俺も笑美にズット恋するから。待ってる。
アメリカから帰って来るの、ずっと待ってる」

「旬・・・ありがと…待っててね。私も旬に恋してる…
早めに帰ってくるね。もう、恋してよかった。なんて言わない。ずっとずっと恋してる。」

「笑美…浮気すんなよ。」

「しないよ。旬こそ、浮気すんなよ。」

「似合わねぇ。男言葉、笑美似合わねぇ!あはは」

「あははは!!待っててね!!じゃあ春瀬笑美!!行ってきます」

「おう。行って帰ってこい!!待ってる。ずっと待ってる!!」

笑美は、飛行機に乗ってアメリカに行った。