そして、3学期のはじまり。廊下を歩いてると、

絵理が走ってきた。

「旬!背、大きくなったんじゃない?」

「そうか?つぅか、絵理は、クリスマス、誰と過ごし?俺と、リョウ遊んでたし、一人だったの?」

「いいや!!一人なんて悲しいし、笑美と、梅さんと過ごしたよ。」

「そっか。ごめんな。俺のために…」

「全然大丈夫だよ。女同士でクリスマスも楽しかったしぃ!
旬はどうだった?楽しかった?」

「おう。男同士で恋愛語りあったし、海も、はしゃぎまくったし、
楽しかったぁ。」

「そう。よかったね。じゃあ、リョウとお弁当食べてくるっ!
ばいば~い!」

絵理はそう言って走って行った。

「はぁ」僕は、ため息をついた。
いいな。リョウ達は…幸せで…

笑美…もう一回笑い合いてぇよぉ。