「こんにちは。」

笑美のおばさんに、僕はあいさつをした。

「旬君…お見舞いに来てくれたの?ありがとね。
まだ、意識は戻ってないのよ。
でも、どうしたの?笑美とは、もう…」

おばさんは、涙目で僕に言った。

「そうだけど…でも、笑美はいつまでも俺の大切な人だから…」

「そう…ありがとね。どうぞ、私は先生の話し聞いてくるから、旬君は笑美の側にいてあげて…」

「はい。」