「旬!!やばいよ!!笑美が屋上から飛び降りたって!!」

リョウが、あわてて僕にそう言った。

一瞬、耳がキーンとなった。

「嘘だろ。」

僕はそういうと、よろつきながら、学校を出た。

ボーッとしていた僕の目の前にいたのは、

救急車と、倒れた笑美だった。

「はいはい!!みんなは、教室に戻りなさい。」

先生が、みんなに号令をかけた。

みんなは、教室に戻って行った。

「ほら。上田君も。」

先生から言われて、僕も教室に戻った。