「それでは、続きまして・・・・・・卓弥さんのご友人による歌のプレゼントです」






隆介君が立ち上がる。



キャッと嬉しそうな声を出した美亜ちゃんの頭をバシっと叩く。




先生はあんなにキツく叩かないなぁ。




でも、美亜ちゃんは嬉しそうな顔をしていた。






「頑張ってね、隆介」




「うっせーよ」





隆介君は、いつもの余裕の表情で前へ出る。








「卓弥君の大学時代の友人の矢野隆介です。本日は誠におめでとうございます。卓弥君と僕は、大学でも有名なイケメンでして・・・・・・」




笑いが起こる。



隆介君、そんなこと言うんだぁ。