「良かったぁ…。」
旦那さんが引き受けてくれて、少し安心した。
「優奈さんは今後、どうする予定ですか?」
紫苑が優奈さんに今後のことを聞いていた。
「私はこの国を出ようかと思っています。皆さんにたくさん迷惑をかけたので。」
「そんなの迷惑じゃないよ!!私はこのハゲ達のせいだと思っているから心配しないで。」
私は、優奈さんに思っていることを全部伝えた。
「だって私、居場所がないじゃないですか…。」
「だったら、私達と一緒に王家の宝を探さない?優奈さんがいてくれたら心強いよ!」
「本当に私でいいんですか?」
優奈さんは涙ぐみながら聞いてきた。
「私がいいって言ってるんだから大丈夫だよ!!」