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「この階段、不気味で怖いね~…。怖いの苦手だよー…。」



と階段を下りている途中、沙羅はそういって怖がっている。



「俺の側から離れるなよ。」



と星斗が沙羅に声をかけていた。



二人とも、両思いなのになんでくっつかないのかなー…。



すっごい不思議。



こんな事態なのにこんなことを呑気に考えている私。



緊張感無いとか言われそうだね。



あっ、扉が見えてきた…。



「みんな、気をつけてね。」



みんなはその言葉に頷いた。



「行くよ…。」