「だよな…。ごめん。
結界が張られてるのはこの扉だ。」



ここか…。



魔力が強いのは見てすぐわかる…。



「どいてて。」



そういって私は拳をつくり、魔力を込めて思いっきり結界を殴った。



バリンッ!



確かに強力な結界…。



娘さんは強そうね。



ドアノブに手をかけドアを開けた。



開けたら地下に続く階段があった。



「紫苑、沙羅、星斗。準備はいい?」



「いつでもOKだよ!」



明るく返事をする沙羅。



「ああ、絶対勝とうな!」



そういって意気込む星斗。



「俺達は杏樹を援護する。
安心して戦え。」



私を安心させようとする紫苑。