「これで決定ね!」



「紫苑、結界解いていい?」



沙羅が紫苑に聞いた。



「まだだ。
杏樹、宝の地図で宝の正確な位置を探って。なるべく早く。」



スティックを握り、



「わかってるわ!
"我、桜花の姫、林道 杏樹の名の下に宝の地図いでよ。"」



呪文を唱えるとパァーと光が出て、羊皮紙が出てきた。



そして、スティックを宝の地図に向けまた呪文を唱えた。



「"我、桜花の姫、林道 杏樹の名の下に宝の在処を示せ。"」



以前同様、羊皮紙に文字が浮かび上がってきた。



そこに浮かび上がってきたのは…、










桜ヶ丘家












の地下だった…――――――。