「俺は、優子さん達に協力してもらったほうがいいと思うんだけどな…。」
「私も星斗と同感。」
沙羅は星斗の意見に賛成。
「二人とも、考えて。優子さん達に迷惑がかかるのよ。しかも情報が流れたら困る。この人数が一番最適なのよ。」
「それもそうなんだけどな…。」
星斗の意見はよくわかる。でも、敵の存在を確認した以上は十六夜の団団長候補生としてこの国の王女として黙っては置けない。
「わかった。俺は杏樹の考えに乗る。」
「そう。」
「沙羅は?」
紫苑が沙羅にそう聞いた。
「私も杏樹に賛成する。」
これで次の行動はどうしようか…。