部屋を出て、隣の紫苑たちの部屋をノックする。



コンコンッ



「どうぞー。」



「「失礼しまーす。」」



紫苑たちは椅子に座っていた。



「私達、どこに座ればいい?」



紫苑に一応聞く。



「ベットに座って。」



「わかった。」



「沙羅、外には声が聞こえない結界張って。」



「わかった。
"防御魔法、陽結界。"」



沙羅は簡単に結界を張ってしまった。



やっぱり、すごい…。



私も沙羅から結界習おうかなー…。



「杏樹、これからどうする?」



私が考えていた作戦を言うときが来た。



「私は勿論、優子さん達に知られない方法を取ったほうがいいと思う。優子さん達に危険が迫るかもしれないから。」



「それは俺も同感だ。」



紫苑が賛成してくれた。