「杏樹、紹介が遅くなったけど、この方は桜ヶ丘 優子さんだ。」



「よろしくお願いします。
ここでは、私に敬語は止めて下さいね。私、敬語嫌いなんです。」



そういって私は、舌をペロッと出した。



「じゃあよろしくね、杏樹ちゃん。」



「はい。」



「紫苑も沙羅ちゃんも星斗くんもよろしくね。」



「「「はい。」」」



優子さんはとても良い人。



気さくで話しやすい。



性格がとても良い。



「紫苑、ここの屋敷を案内してあげて。わかるわよね?」



優子さんが紫苑に屋敷の案内をしてあげてと言っていた。



「はい。」



「ここがゲストルームよ。
右が男子、左が女子よ。
紫苑と星斗くんは覗いちゃだめよ。」



優子さんがお茶目に言って、紫苑と星斗をからかってた。