――――――――――――――



またまた場所は変わり、紫苑の知り合いの家の玄関。



「あらあら、紫苑じゃない。」



玄関に入ったら、優しそうな叔母さんが出迎えてくれた。



「ご無沙汰しております、夫人。」



「そちらの方は?」



夫人が聞いてきた。



「こちらは日本国第一王女、林道 杏樹様にあられます。
横は、工藤 沙羅。岩倉 星斗でございます。」



沙羅と星斗は頭をペコっと下げた。



「これはこれは…。」



そういって、夫人は頭を下げ、跪いてきた。



「頭を上げて下さい。
私たちを泊めて下さりませんか?」



「そういうことなら喜んで。」



快く承諾してくれた。



「ありがとうございます。」



「では、ゲストルームにご案内いたします。」