「私はある方に言われて、この学院に来た。」
じゃあ忍び込んでいたわけ。
「何度も聞くが、ある方とは誰だ?」
「それは私からは言えない。」
「なら、宝は力ずくでも渡してもらう。」
私の方が魔力も上だし。
「"火焔魔法、龍焔火!!"」
スティックの先から炎が出て、理事長目掛けて行った。
今度は理事長が攻撃を仕掛けてきた。
「"闇魔法、闇黒。"」
理事長が唱えると、周りが真っ暗になった。
そっちが闇魔法なら…。
「こっちは光魔法だ!!
"光魔法、光龍!!"」
唱えると、龍の形をした光が出て、理事長目掛けて飛ばした。
「うぎゃあぁぁーッッ!!!!!!」
理事長は悲鳴を上げて、消えていった…。
理事長が消えた場所にはオルゴールが置いてあった。