こうして、私達は光が示す先へと向かった。
向かったのは良かったが、その光が示す先は…、
「…理事長室…?」
理事長が持っているということか…。
「どうやらそうみたいだな…。」
「三人共、任務開始。」
「「「了解。」」」
ドアを開けようとすると、結界がかかってて、開けられなかった。
「杏樹…、どうする?」
紫苑が心配そうな顔で見てきた。
そんなの勿論…、
「ぶっ壊すよ。」
「わかった。」
「"血桜月、召還!!"」
そう唱えると、日本刀が出てきた。
日本刀を握って、魔力をこめる。
「"桜月流、壱の太刀…桜霊剣!"」
そう言って結界に切りかかると、結界が破れた。