「どうやって宝を探すの?」



沙羅が聞いてきた。



まだ話してなかったね。



「私のスティックで探すの。」



「へ~。」



「父様が言ってたんだけど、私と紫苑のスティックは特別なんだ。それを利用する。」



うまくいくかわ心配だけど…。



「どうやるの?」



「まあ見ててよ!!」



心の中でスティックを使うと思うと、スティックがネックレスからスティックに変わった。



「"我、桜花の姫、林道 杏樹の名の下に宝の在処までの光を示せ!!"」



そう唱えるとスティックの先から光が出た。