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場所を変えて屋上。
「杏樹、話しって何?」
沙羅がそう聞いてきた。
「ちょっと二人には手伝ってほしいことがあるの。」
「いいけど、手伝ってほしいことって何だ?」
星斗が聞いてきた。
「昨日、国王に命令された王家の宝の捜索。」
「「はあっ!?」」
「そんなに驚くこと?」
「驚くよ!!」
「驚くなっていうのが無理な話しだからな。」
沙羅、星斗の順に文句を言われた。
「沙羅、星斗。俺からもお願いだ。」
「俺たちでいいのか?」
「杏樹…、本当にいいの?」
「もちろん♪」
「じゃあ、手伝うって言ったからにはちゃんとやり遂げるからな!!」
「私も頑張る!!」
嬉しいなあ。
沙羅と星斗がいるのは心強い。
「そうとなれば、父様の所に行こうか~♪」
「「…やっぱ行かなきゃだめ?」」
「駄目に決まってるでしょ♪」
「当たり前だ。」
二人とも面白いわ~♪