ねぇ、神様。


いるんでしょ?


残酷な神様がいるのなら、

ちょっとぐらい優しい神様がいてもいいじゃない。


ねぇ、神様。



時間を戻したいです。



それで、戻って、

希衣に伝え忘れたことを伝えたい。


今のままじゃもう手遅れだ。


だからもう逃げないから。


あのころに戻りたいよ。


…涙がこぼれそうになった。