「何で一人で教室なんかにいるのよっ!」 「え!?そ、それは……」 神様にとばされた。 目が覚めたらここにいた。 なんて言って、果たして信じてもらえるだろうか。 「律が…ここにいたのが悪いんだ…からね…」 「…え?」 じわりと。 希衣の目に涙がたまるのが分かった。 「なんで…」 泣く必要があるの? がた、 俺は気づいたら椅子から立ち上がって。 希衣のすぐ正面に立っていた。