「私はおまえみたいな奴が好きだ」 神様がきつく、俺を抱きしめた。 またまぶしいベールに包まれる。 そのまま意識を失った。 俺は泣かない。 せめて、好きと言うまでは。 ……さわさわ。 優しい風が頬をそっとなでた。