次の日

帰ってきた凉は

家が暗いことに気付き

急いでカナエの家に向かった。


「こんばんは!」


「は~い!

 あら、凉ちゃん!」


「カナエは?」


「なんか、朝から調子が

 悪いとか言っててね。

 でも、病院に行ったら

 今すぐじゃないけど

 二、三日じゃないかって!

 だから、平気よ!

 カナエに会っていく?」


「あ、いいです!

 でも、陣痛がきたら

 知らせてください!」


「もちろんするわよ。

 いつも、ありがとうね。

 ここまで明るくこれたのも

 凉ちゃん、理子ちゃんのおかげ。

 感謝してるわ。」


「いえ、こちらこそ

 毎日無理に色々させてたみたいで

 すみません。」


「そんなことないわよ。

 また来てね。」


「はい、じゃあお大事にと

 伝えてください。

 おやすみなさい。」