「理子ちゃ~ん。

 一緒にごはん食べよう。」


「あ、カナエちゃん!

 チョッと聞いてよ!

 バカ兄貴がね・・。」


「見てたよって言うか

 聞こえてきちゃったよ。

 どうしようもないね。

 いつもの事だけど。」


「もう少し自由にして

 欲しいもんだね。

 でも、心配でたまらないんだよ。

 兄貴だけど、親代わりの

 つもりなんじゃない?」


「お父さん・・の代わり?」


二人は夕食の仕度しながら

話していた。