「よし、明日から

 俺が一緒に大学まで行く!」


「は?みっともないことしないでよ!

 中学だって、高校の時だって

 後からつけて来たりして

 警察に不振人物扱いで

 事情聴衆受けたことあったでしょ!

 やめてよね!」


「何かあってからじゃ遅いんだよ!」


「あたしなんかに構ってるから

 いつまでたっても

 結婚できないんじゃない!」


「俺のことは、いいんだよ!」


「だったら

 あたしの事もほっといて!」


理子は怒って家に入った。


「また、やってるの?

 あんたも懲りないね。」


そう言ってきたのは

凉の幼馴染のカナエだった。